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ハッピィーライフはお口の健康から

プロフェッサー奥田の細菌学講座

第三時限

インフルエンザウイルスの特徴

私たちは、次々に出現する新型インフルエンザウイルスとの戦いを余儀なくされていることは前回お話ししました。
インフルエンザウィルスには、A,B,Cの型があり、ヒトに病原性を示すのがA型とB型です。インフルエンザウイルスは感染の鍵をにぎるHA 突起とNA突起の2種類をもっています。インフルエンザウイルスは、その突起の組み合わせや型を変える、いわば変身の名人です。
インフルエンザウイルスは、トリ、ブタ、ウマ、アザラシ、クジラも持っています。今回のブタ由来のA型H1N1新型インフルエンザウイルスは、本来ブタが持っていたものとトリ由来のものとヒト由来のものが、ブタの体内で混ざり合って生まれたものです。現在世界中に蔓延していますが、いまのところ強い病原性は持っていません。
怖いのは、強毒なトリ由来の高病原性A型のH5N1新型インフルエンザがヒトからヒトに感染する大流行です。
A型インフルエンザウイルスは、表面の赤血球凝集素(hemagglutinin, HA)突起とノイラミニダーゼ(neuraminidase, NA)突起の抗原性によって多くの亜型に分類されます。HA突起は、ウイルスが標的とする上気道粘膜上皮などに吸着して侵入する因子です。
HAは、H1からH15まで種類があります。一方、NA突起は標的細胞内で複製して放出する際に不可欠な因子で、N1からN9までの種類があります。図には、インフルエンザウイルスの8つの文節がコードするタンパク質をまとめて示しました。
ヒトでは、現在A型の香港型のH3N2型とA型でソ連H1N1型の2つの亜型ウイルスが毎年流行を繰り返しています。いわゆる季節型インフルエンザです。
B型インフルエンザウイルスは亜型がなく、ヒト以外の自然宿主はみられません。
そのような背景のもと、インフルエンザ予防ワクチンは、ソ連インフルエンザH1N1型、ホンコン型H3N2の2つのA型とB型の3種混合型が冬のインフルエンザ流行に先立って接種されています。
これからさらにインフルエンザウイルスは、どのように変身するか?どんな病原性を示すのか?敵をまず知っていきましょう。


okuda6.jpg



Dr.奥田からのクエッション
インフルエンザウイルスの型の違い、病原性を決定するのは何でしょうか?
答えは次回

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